2017年夏・総括~PART 2~

こんにちは。お元気ですか。前回のスイスに引き継づいてのパート2です。

今回はスペイン。ヨーロッパの定番人気観光国なんですが、先日第2の都市バルセロナでテロが発生し13人が犠牲となり100人以上の方が負傷しました。なんと惨いことをするのでしょうか。一刻も早くこういう悲しい出来事がなくなるようにと願うばかりです。そういう思いを込めお伝えいたします。

今回は真夏の訪問ということで気温は43度!暑い。そりゃ当然ですよね。ただ日本と違うのは湿気がない。日差しは勿論強いのですが日陰に入れば凌げる暑さなのです。マドリード、コルドバ、セビージャ、グラナダ、バルセロナといった定番都市は必ずと言っていいくらい訪れます。今回私が10年振りに訪れた町をご紹介します。

アンダルシア地方のロンダという町を訪れました。ここは崖の上の町。来てみても崖の上なので気づかないんですが崖の淵に来るとよくわかります。新市街から旧市街に入る時に2つの岩山を繋ぐようにヌエボ橋(新橋)が掛かってるんですが崖の下まで100m。橋から覗き込むと足がすくんでしまいそうです。またこの町はスペインの国技とも言われる闘牛で有名な町。近代闘牛を確立させた英雄フランシスコ・ロメーロが生まれ、世界で初めて円形の闘牛場ができたのがこのロンダなんです。小さな町なんですが見る価値は十分にあります。そして織田裕二さん主演の映画「アンダルシア 女神の報復」の舞台にもなりました。

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そしてアンダルシア名物のフラメンコフラメンコというとスペインのイメージとして定着してますがその本場と言えばアンダルシア。その中でもグラナダの洞窟タブラオ(フラメンコが行なわれる場所)は最も迫力あるフラメンコが見られる場所ではないでしょうか。丘の町の中にあるタブラオで小さな車かタクシーなどを使って移動します。細長い洞窟はかつてジプシーが生活で使っていたもので、そういった歴史背景もありより一層フラメンコに情熱を加えます。一言でフラメンコの魅力を伝えるのも難しいのですが、一気に吐き出される人間の内なる激しい思いをまざまざと見せつけられるんですね。

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私が大好きなスペイン料理がパエリア。何と言ってもお米が入った料理ですからね。バレンシアが発祥と言われてるんですが、元々はウサギの肉などが入った山の幸の料理だったんです。次第にアレンジされていき日本人も大好きなシーフードパエリアなどが登場しました。やっぱりシーフードがいいですよね。因みにお米はイスラム教徒がスペインに持ち込んだものなのです。お米のほかオレンジ、サフランなんかも北アフリカから。ということは今のスペイン料理というとイスラムと大きな関りがあるんです。料理だけではなく特にアンダルシアで見られる美しいブルータイルも、アルハンブラ宮殿に代表される建築物もイスラムなくしてありえないものばかりです。だからほかのヨーロッパの国々とはまた違った魅力があるんです。

バルセロナに来るといつも訪れるレストランでパエリアをいただきました。何と出てくるまでに50分待ち。気長な私も怒って帰ろうかなと思ったくらいです笑。こちらの人は本当に気にしないんですね。でも美味しかったんで許します。

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このレストランはバルセロナの一番の繁華街ランブラス通りあるんです。ここは誰もが訪れる場所、一年中人の波が絶えることのない場所。日本から訪れる観光客もここは必ずやってきます。誰もが楽しい時間を過ごす為にやって来るこの場所を狙ってテロが行われたことには憎悪のほか言葉が受かりません。バルセロナやスペインの人たちが早くこの悲しみから立ち直り明るい笑顔を見せてくれるのを楽しみにしています。

EMC(ヨコ)

 

 

 

 

2017年夏・総括~PART 1~

こんにちは、旅行事業担当者です。早いもので8月も終わろうとしてますね。ということで今年の夏を振り返りご紹介できていない、行ってまいりました国や地域を皆さんにお伝え致します。

まず私の2017年夏はスイスから始まりました。スイスの三大名峰というとマッターホルン、ユングフラウ、そしてモンブラン(正確にはフランスとイタリアなんですが)です。

最初にユングフラウ(標高4158m)へ。その麓の町ヴェンゲンを起点に鉄道で標高3454mにあるユングフラウヨッホ駅へ。ヨーロッパの鉄道駅で最も高いんです。ユングフラウヨッホ展望台のすごいところは駅、展望台、氷の洞窟、雪原といろんなものが入った複合施設なんです。びっくりするのがこの登山鉄道の開業が1912年で100年以上前には走ってたんです。それ以降2年だけ赤字になったようですがずっと黒字鉄道なんです。ここではなんとかユングフラウが見られました。※ユングフラウヨッホ山頂郵便局と富士山五合目簡易郵便局の姉妹締結20周年を記念し日本の懐かしい郵便ポストが設置されてます。

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2番目に訪れた山がモンブラン。名前はお菓子にもあるのでとても有名ですよね。標高4810mで西ヨーロッパの最高峰です。(因みにヨーロッパ最高峰はロシアのエルブルス山で5642m)フランスのシャモニーという町からロープウェイに乗って展望台へ行くのが一般的です。ここがすごいのが今から約60年前に建設されたロープウェイに乗って標高1035mのシャモニーから標高3777mの展望台エギーユ・デュ・ミディ駅まで進むのです。途中、中間駅で乗り換えをし20分程で一気に高低差2700m、夏から冬へと逆転です。ここは夏でも雪が降ったりするので防寒具が必要です。残念ながらモンブランは恥ずかしがって顔を見せてくれませんでした。※「Step Into The Void」(虚空への一歩)と名付けられた5面ガラス張りの小部屋があり約1000m下まで何にもなく空中散歩しているようなスリルを味わえます。

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最後の山は言わずと知れたマッターホルン。あの独特の稜線が世界中の登山家を惹きつけるのでしょう。標高4478mの山の麓にはツェルマットというかわいらしい町があります。小さい町なんですが夏になると日本人町かと思うくらい日本人が大挙押し寄せます。それだけ魅力的なんですね。またガソリン車は一切禁止なので走っているのは電気自動車のみ。こちらもまた登山鉄道で40分乗ると標高3089mのゴルナーグラート展望台に到着。私、自慢じゃないですがここに来て山が見れなかったことはないくらい晴天率高いんです。この日もばっちりマッターホルンを拝めました。マッターホルンはほかの山と違って何か人を惹きつける魅力があるんですね。

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いつも感心させられるのがどの山、どの展望台へ行っても水洗トイレがあることです。結構重要じゃないですか。快適に用を足せます。

そして途中の移動には氷河特急に乗車しました。世界一遅い特急なんです。その分ゆったりできました。スイスは何度行っても飽きさせない所ですね。

最後にスイスの夏は暑い!というのが今年の感想です。ツェルマットで32℃ありました。

PART 2 へと続く。

 

タイ王室のリゾート地・ホアヒン

皆さん、こんにちは。旅行事業担当者です。お元気ですか?お久しぶりです。

今回はタイのホアヒンという街へ行ってきました。毎年夏に家族を引き連れ、「添乗員」をしているのですが今年は8名の大所帯で行ってまいりました。というのも夏の観光シーズン真っ盛りということで価格や混雑を考慮すると選択肢がなくタイに決まりました。タイもいろいろと行かせていただいておりますが、そんな中どこが面白いだろうと思っておりました。私、前々から一度行ってみたい、いや、やってみたいことがありました。それはタイのヴィンヤードで象に乗る!ヴィンヤードとはワイン作りのためのブドウ畑なんですがそこで象に乗って周ることができる場所があるのです。それがタイのホアヒン。タイでワインが作られているというのも驚きなのですがそこで象に乗られるのは世界広しといえどもこのタイだけです。という訳で私の独断と偏見でホアヒンに決定!

ホアヒンは元々タイ王室のリゾート地として知られている所で街には活気がありますがどことなく落ち着いた気品漂うところなのです。何年前か日本人旅行客が品のない行動で大ひんしゅくを買いましたがもってのほかなのです。

タイというと暑いイメージがあります。もちろん暑いことに間違いはないのですが、日本の夏の殺人的な暑さを考えると幾分過ごしやすいです。観光には適さない雨季になるのですが、その分日差しが遮られます。もちろん暑さ対策はしなければなりませんのでこの時期にタイへ行かれる場合はご注意ください。

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まず早朝首都のバンコクに到着し、ここから手配した専用バンに乗り中部の街ホアヒンへは200km、休憩を挟んで3時間のドライブ。到着した日はフライトの疲れもありしばらく休んでから夕食に合わせて街へ出かけました。宿泊している所はチャアムというエリアでホアヒンからは車で20分。街の騒々しさからは離れているので静かに滞在できる場所です。ホアヒンまではタクシーで移動。タイに来るとナイトマーケットが面白いですよね。毎日このように賑やかであるとはそのパワーを感じます。

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次の日、このツアーのメインイベント、ヴィンヤードへ。内陸に位置しており車で1時間弱。「モンスーン・バレー・ヴィンヤード」という名前でなんともタイらしい。到着するとそのまま受付へ。この時期ホアヒン自体が観光シーズンでもないので予約なしで手続きが終了。待つこと45分。いよいよ象に乗ってブドウ畑を周りました。象の上という事でゆっさゆっさと揺られながらの15分。30分コースもあるのですが15分で十分です。ブドウ畑と象、何とも不思議な光景です。いつしか偶然雑誌で見たブドウ畑を周る象がまさにここに!終わるとそのままヴィンヤードにあるレストランでランチをいただきました。ここはヨーロッパスタイル。店員さんも流暢に英語を話します。という事でメニュはヨーロピアン、私はシーフード・パスタをいただきました。もちろんここで作られているワインも忘れずに注文。厳密に言うとここで採れたブドウはバンコクへ運ばれてワインへと加工されるようです。ワインは少し酸味がありフルーティで美味しくいただけました。パスタはタイ風の味付けなのか辛く仕上がってました。メンバーの中には辛いのが苦手な者がいますので辛さは少ーしだけとお願いしたのですが…それでも辛い!郷に入っては郷に従えです。本当にここだけ見てるとタイなのかヨーロッパなのかという錯覚に陥ります。ヴィンヤードを堪能し再びホテルへ。

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ホアヒン最終日は街郊外にある水上マーケットへ行き散策し、夜はホテル近くのレストランで夕食、そしてそのままマッサージ店へ。とにかくタイはどこに行ってもマッサージ店がありそして安い。足マッサージを受けたのですが1時間で250バーツ。日本円にすると900円位です。しっかりと揉みほぐしてもらい癒されました。

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最終日はバンコクへ移動しお買い物&最後の晩餐。買い物は定番の「マーブン・クロン・センター」でタイシルクのスカーフやレモングラスのお香などを買い、夕食はちょっと背伸びをし、口コミでも人気のタイ北部料理レストランへ行ってまいりました。「タイ・ラオ・イェー」というレストランでホテルの中に入っているんですが、ホテル自体コロニアル風の建物で内装も調度品もとても趣のあるものばかり。100年以上前のものであろうかルイ・ヴィトンのトランクや鳥かごなどオーナーのセンスが感じられるものがたくさん飾られています。気になって聞いてみると建物は5年前に建てられた新しいもので古く見えるように造られているそうです。さすがに調度品はすべて本物。お洒落です。お食事は小皿料理のセットメニュで出してもらい全部で15種類ありました。足りないかなと思いきや結構お腹いっぱいになりました。定番のトムヤンクンも上品に仕上がってました。口も目も十分堪能しホテルへ。最後の夜を過ごし、翌日飛行機に乗り帰国の途へ。

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タイはどこへ行っても実に面白い。同じアジア人なのでより親しみも湧きますし、料理も美味しくいただけます。アジア人共通の感覚も持ち合わせているので何かと落ち着きますね。8月のタイというのも一つのお勧めです。

まだまだ残暑が厳しいですが熱中症にはどうぞお気を付けください。また世界のどちらからか旅のお便り致します。乞うご期待!