香港の介護事情の視察

皆さんこんにちは!!

10月28日から10月30日まで、香港に行ってきました。

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今回は今年の夏頃から現地の友人より香港の介護(医療・看護)について相談があっていたため、現地視察をしてきました。

私的な相談内容は省かせていただきます。

日本情勢や日本文化に傾倒している友人は、香港で日本の施設に限りなく近いケア・サービスを実現できる施設を考えているようでしたので、まずは現地の現状を視察し把握しなくてはなりませんでしたので、弾丸でしたが出向してきました。

10月がちょうどいい季節であり、ハロウィーンの時期にも重なりに過ごしやすい気候で、賑やかな香港でした。

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週末を挟んだので、現地の人々の普段の週末の過ごし方や施設見学をすることが出来ました。

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香港では、フィリピン人の家政婦が大半を占めていることが判明、しかも所得の格差が大きく富裕層は家政婦を2~3人は抱えており、一般庶民でも家政婦を使用していることが普通だということがわかりました。狭い領土のため一軒家ははく、ほとんどは高層マンション。日本とは違い、高台になればなるほど不便と思いがちですが富裕層エリアだそうです。物価も高く、日本で1億円のマンションが香港では13億のアパートメントです(日本のマンションは海外では広い敷地がある超高級邸宅を指し、アパートメントというのが通常です)。価格帯が桁外れです。

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香港町並み2

香港町並み

繁華街や駅周辺には平日家政婦として働いているフィリピンの人たちがコミュニティーのコロニーを形成しており、いたるところで路面を占領し団欒している光景が印象的でした。

中国圏ではありますが、香港独立20年を迎えます。香港人は自らを中国人ではなく、「香港人」だと強調して言います。歴史的にも考慮しなくてはならない事柄です。

今回、施設見学もさせていただきましたが「週末は離れて暮らす両親と一緒に過ごす」という日本にはない、習慣があったため施設は面会のご家族が多く残念ながら施設などの写真撮影はNGでした。

ここ最近まで「一人っ子政策」であった為、現在の働き盛りの年代は一人っ子が多いのです。よって、現代の生活様式も変化してきている為年老いた両親を自宅で介護するというカタチも変化してきており、施設入所というのも多いようです。

日本のような介護保険制度はなく、施設も日本ほど充実且つ整備されたところは微々たるものでありました。

友人が、日本式の施設に両親を入所させたいという想いも現地視察して切に実感しました。日本式の「おもてなし」というのでしょうか?豪華な夕食にご招待していただきました。リッツカールトン香港の最上階のレストラン(香港では一番高い建物でした)101階のレストランで夕食をご馳走になりました。感謝です。

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リッツ

日本の当たり前(通常)は世界単位では違うことを前回のシンガポールのナーシングホーム視察同様知らしめさせられたのでした。

 

今後もどのような展開になるのかは、ここでは明確には断言できませんが何らかの力にはなりたいと考えています。

日本規模で物事を捉える時代は終焉しています。世界規模で日々の物事を捉えたならば、あなたならどのような変化を感じますか?

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防災・災害について

今日は北区役所 地域課の方々が、弊社運営の訪問看護ステーションに来訪してくださりました。

EMCリハビリ訪問看護ステーション南森町が「大阪市北区防災パートナー」に受理されその登録証とステッカーを頂戴致しました!!ありがとうございます。

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災害はいつ起こるかわからないものです。いつおきてもおかしくないご時世で防災のへの取組みは重要であります。有事が起こってからでは遅いという意識を私たち含め、区民のひとりひとりが意識することで惨事を軽減できることは確かな事実だと考えます。

弊社運営の訪問看護ステーションとしては、防災への啓蒙活動及び同業職者への協力依頼、災害時の訪問看護師の役割を明確にし、医師会の先生方や行政機関の関係者様、各自治体の担当者様と今後より一層の連携と密な関係性を構築し協力し合い、これからもより一層の地域貢献を精一杯して参りたいと思います。

皆さま、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

エフェクトメディカルケア